あおり散歩
私はゆっくりと散歩するのが好きだ。犬たちに思い存分嗅ぎたいだけ臭いを嗅がせながらゆっくり。だから、夫と一緒に散歩に行っていた頃はいつも急げ、急げと急かされていた。早歩きで歩いた方が運動になるし、ダイエットにもなることはわかってるけど、私がしたいのはさ・ん・ぽなんだよーと心の中で思いつつ、それなりに遅れないように歩いていたが、今は思うがまま、ゆったり散歩を楽しんでいる。
けれどもこの間、ばったりワンちゃん5匹を連れた3人の家族連れと出くわし、私とマロンがそのファミリーの前を歩くシチュエーションになってしまった。
ゆっくり歩くわけにはいかなくなり、できるだけ早歩きで歩くものの、後ろのワン'sはマロンに興味があるらしく、ぐいぐい飼い主を引っ張っちゃって、車間距離ならぬ群れ間距離が徐々に詰めれれて、まるであおられている状態に・・・。
無論、ファミリーにまったく悪気はなく、マロンの若かりし頃を思うと、引っ張られる苦労も十分わかっている。
結局、たまらず草ボーボーの脇道に入ってやりすごし、少し道草した後、元のコースに戻った。
いつもはあまり重ならないのだけど、この暑さで早朝に散歩する方々がかなり増えた。
早歩きでちょっと汗をかき、やっと涼しい用水路沿いの道に入ったが、いつもは水がたっぷり流れていて涼しさを誘っていた用水路が、今朝は空だった。それだけでなんか涼しさ半減。
ありがたいことに鬱蒼と繁っていた里山の木もこざっぱり切られていて、なんかさらに涼しさ減。
早く秋が来ないかなと思う今日この頃である。